このツールについて
薄肉圧力容器応力計算ツールは、内圧を受ける円筒形または球形容器の膜応力を求めるか、逆に選んだ許容応力が必要とする壁厚を計算します。応力モードでは内圧、内径、壁厚を入力し、壁厚モードでは圧力、直径、許容応力、継手効率を入力します。圧力はMPa、bar、psiで、寸法はmmまたはインチで指定できます。すべての計算はブラウザ内でローカルに行われます。
薄肉円筒(直径対厚さ比が約20超)では、周方向応力は σ_h = p·r / t、軸方向応力はその半分 σ_l = p·r / 2t で、rは内半径、tは壁厚です。球では膜応力はあらゆる方向で p·r / 2t です。必要壁厚を解くと、円筒では t = p·r / (S·E)、球では t = p·r / (2·S·E) となり、Sは許容応力、Eは溶接継手効率です。本ツールはASME式の最小値、円筒では t = p·r / (S·E − 0.6p) も報告します。これは圧力が内半径ではなく平均半径に作用することを考慮したものです。直径対厚さ比が20未満になると、薄肉仮定がもはや成り立たず、厚肉(ラメ)解析が必要であることを示します。
計算例として、内径500 mm、壁厚6 mmの円筒が2 MPaの内圧を受ける場合、周方向応力は 2 × 250 / 6 ≈ 83.3 MPa、軸方向応力は約41.7 MPaで、直径対厚さ比は83と十分に薄肉です。これらの公式は膜(端部、ノズル、支持から離れた部分)挙動のみを扱います。不連続部での局部曲げには追加解析が必要です。